車いすユーザーにとって着物はとにかく着づらい。時間がかかる。一度着たらトイレに行くのも大変。当然脱ぐのも大変。

そこで、2017年の夏に石川県中能登町であるショーが開催されました。その名も「KIMONALL SHOW」。5人の車いすモデルたちが、この日のためにつくられた「最短10秒で切られる着物」を纏い、ステージを沸かせました。


それは、上下セパレートになっており、かつ「前がはだけるのが嫌」という意見に応え、前身頃を固定した特殊な着物。つまりトップスはTシャツを着るように、ボトムスは半ズボンを穿くように着衣します。


モデルの皆様からも「人生で着た着物の中で、一番ストレスがなかった」「ふつうに私物として欲しい」などという声が上がりました。今後はレンタルや販売も予定しています。


掲載メディア:
バリアフリーのまち、石川県中能登町ルポ イベントや観光 パラ選手の意見反映 [福岡県] /西日本新聞https://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_chikuhou/article/415632/